外壁塗装は工事を行う時期が大切!

外壁工事

 

外壁を美しく保つため、雨漏れなどの不具合を防ぐためには定期的なメンテナンスが欠かせません。とは言え、外壁の塗装は約80万円~と消して安い買い物ではありません。

一度の塗装メンテナンスでその効果を長持ちさせるためには、工事の時期が重要となってきます。

ここでは外壁塗装の工事時期について解説していきます。

 

外壁塗装は定期的に行うもの

 

「外壁塗装は定期的に行うもの」という認識を持っている方は多いと思います。
では外壁塗装はなぜ行うのでしょうか。

それは塗膜は経年によって自然劣化し、その効力を失ってしまうからです。

ネットで外壁塗装について調べると「10年に1度は塗り直し」「20年に1度は塗り直し」と様々な情報が出てくると思います。

時期について期間が前後しているのには、塗料の持つ耐久性に関連性があります。

 

塗装を行うタイミングにはベストタイミグがある

 

塗装はいつでも行ってよい訳ではありません。しっかりとしたベストタイミングがあります。
それは「塗膜がしっかりと劣化した状態」です。

「塗膜がまだ劣化しておらず効力がある状態」は早過ぎますし、「塗膜が劣化しすぎて外壁材まで劣化している状態」は遅すぎます。

外壁塗装は塗料を外壁材に塗布するというイメージが強いかもしれませんが、実際には外壁材と塗料を密着させるための「プライマー」という下塗りを行います。

このプライマーは密着性が高く、しっかりと劣化してからでないと剥がれ落ちません。
その為、古いプライマーが残ったまま塗装を行ってしまうと、結果的に古いプライマーに塗装を行うことになってしまいます。

その為、しっかりと耐久性が劣化した状況で塗装を行いましょう。

 

塗料の耐久性とは?

 

外壁塗料は成分により耐久性が異なります。

ウレタン塗料は約8年、シリコン塗料は約12年、ラジカル塗料は約18年、フッ素塗料は約20年といわれるように、耐久性の長さはそれぞれで大きく異なります。

また、それぞれ明確な耐久性が決められていないのには理由があります。
そもそも外壁塗料にはメーカーが定めた耐久性という表記がありません。

全て「耐用年数」と表記されています。

これは塗装を行う現場の環境により耐久性が異なる為です。

例えば海が近くにあり塩害を受けやすかったり、車の交通量が多い首都高沿いなどでは塗膜が早く劣化してしまいます。

 

塗料の劣化を見極めることが大事

 

塗膜が劣化したかを見極めるには方法があります。

外壁を指でなぞった際、指先に白い粉が付着することがあります。

これをチョーキング現象といい、塗膜が劣化して粉状になっているという証拠です。

簡単に行うことが出来る為、しっかりとチョーキング現象が出ているかを確認してから塗装工事を行うようにしましょう。

 

まとめ

 

外壁塗装は早くても遅くても本来の効果を発揮しない工事です。

しっかりとベストタイミングを見極めながら工事を行うことで、少しでも塗膜本来の効力が発揮できるようにしましょう。

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