外壁塗料の種類とは?耐久性や価格などを比較

塗料

 

外壁塗料には様々な種類があるのをご存じでしょうか。
外壁塗料には様々な種類があり、耐久性・価格が異なってきます。
外壁塗装を検討している方は、使用する塗料による違いを把握しておくことをお勧めします。

外壁塗料の種類を紹介

 

昨今では様々なメーカーが外壁塗料を製造販売しています。
メーカーの商品により効果や特徴が異なるのですが、素材の種類はいくつかに分類することが出来ます。

 

ウレタン塗料

ポリウレタンという物質を主成分とした塗料です。
後に紹介するシリコン塗料より「ワングレード下」という位置付けにはなりますが、現在でも多く使用される塗料です。

ウレタン塗料は汎用性が高い

ウレタン塗料は非常に汎用性の高い塗料です。
シリコン塗料が一般グレードになる以前はウレタン塗料が一般グレードとされており、防カビ性能を持つウレタン塗料など、種類が多いのも特徴です。
また弾性があるというのもウレタン塗料の強いメリットです。
弾性とはゴムのように伸びる性質です。
一見、住宅に使用するメリットはなさそうですが、住宅は地震や建材の水分の吸放出などにより伸縮を繰り返しています。
弾性の無い塗料の場合、塗膜が建材の伸縮に耐えられずに切れてしまうということもあります。
その点、ウレタン塗料は弾性により塗膜切れを防ぐため、高い耐久性を持っています。
また、雨樋などの丸みのある部分に対しての塗装に対しても高い密着性を発揮するため、住宅の塗装には非常に適した塗料です。

ウレタン塗料の耐久性

ウレタン塗料は8~10年の耐久性を持っています。

ウレタン塗料の価格

ウレタン塗料の価格は\2,000/㎡くらいです。

 

シリコン塗料

一般住宅に最も使用されることの多いのが「シリコン塗料」です。
いわゆる一般グレードと表記されている塗料となります。

シリコン塗料は防汚性、耐久性が高い

シリコン塗料は透湿性が高く塗膜が剥がれにくいという特徴があります。
外壁材は含んだ湿気を外部に吐き出そうします。
その際、塗膜の透湿性が低ければ塗膜自体が膨れあがり剝がれてしまいます。
透湿性の高いシリコン塗料はそれらを防ぐことができる為、高い耐久性を誇ります。
またシリコンは雨などの汚れを弾く防汚性にも優れています。
塗装後の美しい状態が長く続くというのもシリコン塗料の特徴です。

シリコン塗料の耐久性

シリコン塗料は12~15年の耐久性を持っています。
その為、12~15年毎には塗装をし直すというメンテナンスが必要です。

シリコン塗料の価格

シリコン塗料の価格は\2,500/㎡くらいです。

 

ラジカル塗料

ラジカル塗料とは2012年より流通が始まった注目の塗料です。
高耐候酸化チタンと光安定剤により、塗膜の劣化(ラジカル現象)を遅らせることが出来ます。

ラジカル塗料はコストパフォーマンスも高く万能な塗料

ラジカル塗料は非常に万能な塗料です。
塗料の弾性も高く、木材・サイディング・コンクリートと様々な下地に高い密着性を発揮します。
また、バイオ技術により汚れを弾く性能も持ち合わせている塗料です。
しかし、流通が始まったのが比較的最近だということもあり、まだ性能を証明ししきれていない部分もあります。

ラジカル塗料の耐久性

ラジカル塗料は15~18年の耐久性といわれております。

ラジカル塗料の価格

ラジカル塗料の価格は\2,800/㎡くらいです。
耐久性に対しての価格も安く、コストパフォーマンスに優れた塗料です。

 

フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を含む塗料です。
シリコン塗料より「ワングレード上」という位置付けになります。

フッ素塗料は高級塗料

フッ素塗料は非常に高価な塗料です。
一般住宅に使用されることは比較的少なく、大型商業施設などに使用されることが多い塗料です。

フッ素塗料の耐久性

フッ素塗料は18~20年の耐久性を持っています。

フッ素塗料の価格

フッ素塗料の価格は\3,500/㎡くらいです。

 

まとめ

外壁に使用する塗料には様々な種類があることをご理解頂けましたでしょうか。
耐久性、価格などを比較しながら、どの塗料で塗装を行うか検討してみてはいかがでしょうか。

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