外壁塗装が必要な場合、自ら業者を探して相談・依頼する方がほとんどだと思います。
一方、外壁塗装は訪問販売も行われており、無料点検から依頼へと至るケースも少なくありません。
しかし、外壁塗装の訪問販売は注意が必要で、自分で業者を探す場合よりも慎重な判断が求められます。
外壁塗装の訪問販売はトラブルも多い
外壁塗装における訪問販売は、実はトラブルになってしまうことが少なくありません。
例えば最初の見積もりと請求額が異なる、相場よりも高額な料金を請求されたなど、料金にまつわるトラブルが目立ちます。
実際に依頼したら手抜き工事をされてしまった、というケースも中にはあります。
外壁塗装は最低でも3回塗りが必要で、場合によっては4回以上塗らなくてはいけません。
ところが訪問販売の業者の中には2回で済ますなど、明らかに手抜きをしているケースもあります。
こうしたトラブルは外壁塗装に限りませんが、巻き込まれないように注意が必要です。
依頼の可否は慎重に決めましょう。
訪問販売で依頼する場合のポイント
訪問販売の業者に外壁塗装を依頼する場合、まずは資格の有無を確認しましょう。
外壁塗装は無資格でもできますが、優良な業者には塗装技能士などの有資格者が在籍しています。
もし有資格者が不在の場合は、施工のクオリティに不安が残ります。
見積もりの内訳と保証の有無もしっかりとチェックしましょう。
見積もりが曖昧だと、不要な費用を上乗せされている恐れがあります。
保証がない業者の場合、万が一の時に対応してもらえない可能性があるので、必ず確認をおすすめします。
いずれにせよ、少しでもおかしいと感じたら契約を見送ることが大切です。
いったん立ち止まり、他の業者から見積もりを取って内容を比較してみましょう。
トラブルになった時の対応方法
もし訪問販売の業者とトラブルになった時は、まずはクーリングオフを検討しましょう。
クーリングオフはいくつかの条件がありますが、当てはまる場合は解約が可能になります。
無理やり契約させられた時は、できるだけ早めにクーリングオフすることが大切です。
それでも解決が難しそうであれば、国民生活センターに相談するのも良いでしょう。
トラブルの内容に合わせ、対応方法の案内やアドバイスを受けられます。
同様に住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)でも相談できます。
最後に
外壁塗装の訪問販売は自分で業者を探す手間を省けるため、便利に感じる方も多いと思います。
しかし、トラブルになることもありますので、安易に依頼しないことが求められます。